――――ジュノ上層・住宅街――――
Kukyu「うーん…今日も平和だ〜〜」
モグハウスでごろごろとするこの男、名前はクキュ
見た目は子供だが、これでもウィンダスの冒険者
一生見た目がヒュームの子供の10歳くらいだが中身は英知を得た大人ともいえる種族、タルタル族
実際のところ中身も十代半ばであるが、冒険者としての腕はたいしたもの…らしい
Kukyu「天気もいいし…こういう日はのんびりするのが一番だ〜」
Shouji「ごろごろしすぎると、次また旅に出るとき体が動かなくなるぞ」
そばの椅子にはもう一人の男、ショウジ
彼はヒューム族のナイトで、金色の髪を真ん中で分けている
彼はリンクシェル『koichijikan』のリーダーでも有る物腰の落ち着いた青年だ
Kukyu「そうだけどさ〜〜な〜んかこう動きたくないんだよねぇ〜」
クキュの癖も今に始まったことじゃない、毎回こうである
のんびりしているクキュのモグハウスの戸が突如強く明けられた
バタンッ!
Pim「クキュ!ショウジ!大変大変!」
勢い良く部屋に入ってきたのは同じタルタル族の女のピム
黄色の頭の両端で結んだ髪が飛び跳ねている
Shouji「どうしたのピムさん」
Pim「さっき、大使館で聞いたんだけど、プロミヴォンの外で虚ろなる者に襲われた人が出たんだって!」
Kukyu「えっ!?何で!?虚ろなる者はプロミヴォンの中でしか居られないはずなんじゃ…」
虚ろなる者とはクォン大陸、ミンダシルア大陸にある大きな岩、冒険者の間でテレポ岩と呼ばれている岩の中
プロミヴォンと呼ばれるところにすんでいる生命体だ
Shouji「どうしてだろう…外に出ることの出来ない虚ろなる者が何故…」
Pim「それで、今回の調査の依頼状が大使館に張られていたの」
Kukyu「どれどれ…」
勇敢なる冒険者の諸君
今回の虚ろなる者の問題はアルタナ四国に大変な騒動を巻き起こしている
そのため今回
冒険者たちによる各国のプロミヴォンの調査を依頼する
今回の事は正式なるジュノ太公望からの任務とする
諸君らの健闘を祈る
Shouji「ジュノからの任務か…」
Pim「で、今回国からの言い伝えで、私たちのリンクシェルメンバー数名と他の二つのリンクシェルメンバーは強制参加らしいのよ」
Kukyu「まじっすか?てか、何でまた俺達のリンクシェルが選ばれたんだ?」
Pim「たぶん…この間行った護衛の件じゃないかな?」
ショウジたちは以前ウルガラン山脈に住まう魔物たちの生態を調べる舞台の護衛を引きうけた。
そのとき護衛をした人たちから大変良かったと好評だったらしいのだ
Kukyu「で…数名って事は何人か選んで行くってことだよねぇ…何人なの?」
Pim「一つのリンクシェルで最大6人までだって」
Shouji「うーん…リンクシェルでパーティを組んでそれをリーダーパーティにして三国のテレポ岩を調べるのか」
Kukyu「うちらは誰が行きます?ショジさんは確定として、後五人っすねぇ」
Shouji「それは明日の集会で決めよう、今日はとりあえず明日に備えて準備しておけよ」
Kukyu「ほぇ?何で俺等みて言うんっすか?」
Shouji「二人はもう参加決定だから」
と満面の笑みをしてショウジが二人に言う
Kukyu「えっちょっ待ってくださいよ、何でっすか?」
Shouji「ピムもクキュも護衛に参加しただろ、それに、二人とも白魔道士と黒魔道士出来るだろ?」
Kukyu「確かにおれは白魔法ならプロミヴォン内でも十分戦えますけど…」
Pim「いいじゃないクキュ、面白そうだし」
Kukyu「ピムさんは気楽でいいっすねぇ…しかたない、白魔道士の装備倉庫から出しておきますか…」
クキュは渋々モグハウスから出ると、装備預かり所まで行くことにした
Kukyu「それじゃまた明日〜〜」
つづく…